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フローレンス


「社会を変える」を仕事にする 社会起業家という生き方「社会を変える」を仕事にする 社会起業家という生き方
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昨日の夜のインサイドアウトは、NPO法人「フローレンス」の駒崎代表理事をゲストに迎え、ソーシャルベンチャーについて、話しあった。



駒崎さんは、「社会を変えるを仕事にする」という、面白い題名の本を出している。慶応大学時代に、ホームページなどを作るITベンチャーの社長業をやっていたが、「本当に俺がやりたいのは、こういう金儲けか」と温泉に行って自問自答し、ソーシャルベンチャーというものがあるのを知り、病児保育のNPO「フローレンス」を立ち上げる。立ち上げには、補助金を頼んでも行政からノーが出たり、いくつもの困難があり、2年間ほどの準備期間を要している。



従来の、病児保育というのは、なかなか利益の出ない分野で、病院経営者が、病児保育所を併設し、病院の利益をまわして運営維持するなど、苦労していた。施設を作り管理するのにお金がかかるし、保育にあずけたい人の需要は多いが、それがいつあるかわからず、季節変動もあり不安定だ。



駒崎さんたちは、それを、施設を持たない、保育ごとに料金をとるのでなく掛け捨ての保険的な制度にする、というビジネスアイデアで、事業として軌道に乗せることに成功した。



この本を読んで、ゲストに呼びたいと思ったのだが、実際に会った駒崎さんは、まだ若く、とてもまじめな青年といった印象だった。



28歳のゲストというのは、インサイドアウトのゲストの中でも、たぶん最年少ではないか。



駒崎さんは、自分たちの世代を「失われた10年の世代」と言っていた。



経済は停滞が続き、就職でも苦労した世代。この世代には、「若者はなぜ3年で辞めるのか?」の城繁幸さん流にいえば、20世紀的労働の価値観を捨てた人たちが多いという。いま、日本でソーシャルベンチャー的な事業を始めている経営者には、20代が多く、仲間として連絡をとりあっているという。



ホリエモンたちの「IT長者」といわれた世代より、若い。ソーシャルベンチャーという、事業に夢をかけて、そこを突破口としたいと思っている、人たちがいるようだ。



昔の青年が、学生運動に「社会を変える」夢をいだき、その後、普通の企業に就職した人が多いようだが、ソーシャルベンチャーという形で、夢の実現の意志を持続するのも、いいのかもしれない。



インサイドアウトの番組の中では、NPO=慈善事業という、誤った考えに、メスをいれ、NPO活動でも適正な利益をあげて、活動を持続させていくこと、NPO的な活動の中に、マネージメント能力を注入する重要性も強調された。



ソーシャルベンチャーに、普通に学生が就職するようにするには、学生が結婚しても家族を養っていけるほどの給料を保障しなければならない。NPOが利益目的になるのは本末転倒だが、従業員を養い、活動を広げるためにも、利益を上げることは必要で、それを罪悪視するのは間違っているだろう。



駒崎さんたちの活動が一つのモデルになり、それを拡大する世代が続き、また団塊世代などの力もあわさり、大きな動きとなることを期待したい。



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インポート | 11:14:12 | トラックバック(0) | コメント(0)
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