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選挙による政治参加

昨夜は、参院選挙の開票状況を、NHKと民放各社の特別番組をいったりきたりしながら、観戦(?)した。



この前の衆院選挙(郵政選挙)のときは、新聞社の整理部で、各県版などの編集を管理していた。



自民圧勝はわかっていたが、問題は、各選挙区の去就。誰が落ちて、どちらが当選するか。



開票日の次の日の新聞朝刊は、ぎりぎりの結果が入るよう、締め切り時間を大幅に遅くして、社員のほとんどが出てきて、時間との戦いで紙面を編集する。



あらかじめ、当選者のケースごとに予定原稿を何通りか書いておき、予想しながら、レイアウトを決める。



あとは、勝ったほうの原稿をそのスペースにいれ、あらかじめ作っていた見出しを入れる。見出しの原稿が、別々だったなどの間違いが内容、注意を払いながら。



あとは、写真のスペースをあけておいて、地方支局から到着次第、そのスペースに入れる。



そして1時間ぐらいごとに発表される得票の数字の入った表を、差し替えていく。



締め切り1分前とかなると、もう、中身を確認するひまがないので、支局から来た原稿を、大急ぎで、そのままコンピュータの中で差し替えて、オッケイを出す。印刷に回してから、、プリントアウトして、間違っていなかったか確認する。選挙の日は、原則、一度、版を印刷に回してしまうと、やり直しが効かないので、綱渡りだ。



そうやって、なるべく最新の数字と、なるべく多くの当選確実の人を載せようと競う。



ライバル新聞と見比べると、その差が明らかだからだ。



そんなどたばたな仕事をしながら、なんだか、自分たちも選挙というお祭りに参加した気になる。



自宅で深夜、開票速報をテレビを見ながら、そんなことを思いだし、新聞作りに加わっていない、さびしさを一瞬感じたりした。



ただ、実際の政治過程への参加は、新聞づくりやテレビの報道というより、投票活動や、さらに、支持する人の選挙を手伝うことのほうが濃いかかわりだろう。



青森県で記者活動をしていたとき、町長選や国政選挙を取材したが、地域の町民や村民の大部分が、選挙活動に関わっていたところもあった。



自分たちの支持者が当選するかしないかで、その後の、仕事や就職、商売に大きな差が出る。町長選などでは、町が二分され、政敵が当選すると、残りの4年間は仕事がほとんどなくなると、建設業者が言ったりしていた。



こういう選挙がいいというわけではないが、選挙への熱のいれよう、主体的なかかわりという点では、興味深い。



都会の市民は、そんなわずらわしい、選挙とのかかわりからは解放されたが、数年に一度、投票するときだけのかかわりに限定されることで、自分たちが政治を変えるという醍醐味を味わう機会を、かなり失ったように思う。



さて、次の選挙では、BS11でも、どう選挙報道をやるのか、と思いながら、そんなことを考えた夜であった。<K>





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BS11 | 18:41:25 | トラックバック(0) | コメント(0)
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