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「仮想報道」が新書になった

時々、駅の売店でパソコン・IT雑誌を買って、通勤電車で読んでいるが、その一つ「週刊アスキー」の人気コラム「仮想報道」が、本になった。



ネットはテレビをどう呑みこむのか?



歌田明弘著「ネットはテレビをどう飲みこむのか?」(アスキー新書)である。



連載の中から「放送と通信の融合」に関連したものを取り出し、大幅加筆したもの。



以前、このブログでも紹介したが、「21世紀の中心メディアはテレビである」という、意表をつく近未来についての予言が基本になっている。



テレビは20世紀後半のメディアで、没落途中にあるというのが一般的な見方だ。



著者が言っているのは、薄型のデジタル・ハイビジョンテレビの普及で、テレビがネットの映像を映す端末になるということ。



ネットの文章は、テレビのリモコンにディスプレイをつけたものに表示して見る。その意味で、ネットが21世紀のメディアの「主戦場」になるというわけだ。



そのほか、ブログの意見とマスコミの関係、テレビ局のネット利用など、最近の動きを的確に追っていて、参考になる。



ただし、テレビがネット端末になるというのは、大部分の人がテレビをLAN回線につなぎ、テレビをパソコンにつなぐ、ことが前提になる。



たぶん、将来(テレビのアナログが停波される2011年以降)は、そのような形態が多数派になるだろうが、現状では、まだテレビをネット端末にしている家庭は少数派だろう。



放送事業者としては、そういう近未来も視野にいれ、実験的な「放送と通信の融合」に部分的にトライしつつ、当面のビジネスは、旧来のテレビ番組を映し出すものとしてのテレビを中心にすることになるだろう。



それでもこの本で紹介されているユーチューブの動きなどは、現在でも無視できないものとなっている。



歌田さんには、BSデジタル放送についても、もっと書いてほしい。



「仮想報道」のブログはこちら



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BSデジタル放送 | 15:40:49 | トラックバック(0) | コメント(0)
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