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中村俊介の平四郎

テレビ東京「よろずや平四郎活人剣」(金曜午後8時)を二、三度見た。



旗本の末弟・神名平四郎が、道場を開いて独立しようとするが、開設資金を持ち逃げされ、生活に困り「よろずもめごと仲裁」の看板を出す。そこに町人たちから、様々な相談ごとが持ち込まれるという武家物であり市井ものでもあるという時代劇。



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原作はあの藤沢周平。藤沢作品で、武士が町人の町中に住むという設定の連作短編としては、有名な「用心棒日月抄」シリーズがある。



用心棒シリーズは、ちょうど赤穂浪士の討ち入りが物語のタテ線としてあるが、平四郎のほうは、同じ江戸時代でも時代は下って、高野長英のころになる。



武士の威厳がまだびしっとあった用心棒シリーズと違って、平四郎の時代にはお侍様の威厳もかなり落ちている。それだけ、平四郎のほう、自由奔放で、評論家の向井敏氏は、世評と違って、平四郎シリーズのほうを用心棒シリーズより評価している。(「海坂藩の侍たちー藤沢周平と時代小説」)



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テレビ・ドラマのほうは、主人公の平四郎役に、イケメン俳優の中村俊介をもってきたところが味噌。



小説で読んだ平四郎は、ひょうひょうとした小さなことにはこだわらない風来坊的な造形だったと思うが、中村の演じるのはちょっと優男で、頼りなさそうだが、女には持て、剣の腕だけはめっぽう強いという設定。



ちょっと小説のイメージと違うと思うが、この、イケメン・平四郎の人気がどうなるか、視聴者の反応が楽しみだ。  



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テレビ番組全般 | 18:21:48 | トラックバック(0) | コメント(0)
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