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ダ・ヴィンチ・コードより「薔薇の名前」

映画「薔薇の名前」をDVDで見た。



記号論の学者でもあるウンベルト・エーコのやや難解な小説を映画化したもの。



原作は、ミステリー史上に残ると言われ評価が高いが、上下二冊の厚い本でなかなか読めないでいた。





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映画は、ショーン・コネリーが主演で、修道士兼探偵役を見事に演じている。



特筆すべきは、舞台となった中世の教会を、細部まで再現し、その暗い話を、美しい映像で表現している点だ。



途中で、何人もの修道士が、変死体で見つかるが、グロテスクなはずの遺体も映像化されると、なんだか中世の科学事典の挿絵を見ているようで「絵になる」のである。



日本で言えば、これは時代劇なのだろうか。



そうすると、武士の家などを暗い光線で描いた「たそがれ清兵衛」あたりと比較したほうがいいのかもしれないが、武家社会とキリスト教社会では、文化が違う。



映画自体は、感動的とまではいかないが、よくできている作品だ。同じ、宗教ミステリーでも「ダ・ヴィンチ・コード」より、作りこみの丁寧さや、映像美、謎解き、主役の演技など、どれをとっても、薔薇の名前のほうが格が上という感じだ。



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インポート | 09:35:42 | トラックバック(0) | コメント(0)
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