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ボナンザ 対 渡辺明竜王 に注目

昨日の王将線は、羽生善治王将が、端攻めから、好調に攻めきって勝利、永世王将を獲得しました。



羽生さんの偉業は、いくつもあるので驚かないけど、考えてみると王将位通算10期というのはすごいです。優勝するのは一度でも大変なのに・・・。佐藤さんは残念でした。棋王戦がすぐあるけど、がんばってください。



さて、きょうは、いよいよ渡辺竜王対「ボナンザ」の公開対局です。



大和証券のサイトで無料で、対局模様が午後1時から見れます。事前に会員登録(無料)が必要というので、私はさっそく登録しました。スタンバイです。



ボナンザというのは以前にも書きましたが、コンピューターの将棋ソフトです。



ボナンザがすごいのは、通常は市販ソフトとして開発されるのが普通なのに、フリーソフトとして無料で配布されたものなのに強いこと。



将棋世界4月号で、渡辺竜王とボナンザ開発者の保木邦仁さんが対談していますが、渡辺竜王によるとボナンザの実力は、奨励会の初段か二段くらいあるそうです。アマチュアでいったら六段とかでしょうか。アマのトップレベルです。



通常、将棋ソフトはなるべく無駄な手を読まないのだそうですが、ボナンザは「全副探索」といって、可能な手をすべて読んで、そのなかで最善手を捜します。



だから、これまでの将棋指し(アマもプロも)の発想とは違う指し手が、浮かぶんでしょうね。異次元の感覚です。



最新のパソコンを使うと1秒間に100万手も読むというからすごい。



さて、将棋世界の対談で興味深いのは、渡辺竜王が「コンピューター対人間の対局は、これからの将棋界の重要なコンテンツになっていくと思う。(中略)・・・とにかくなんでもいいから勝ちたい。あんまり簡単に超えられてしまうとコンテンツとして成り立たなくなる。超えるか超えないかという状況が少しでも長く続いた方がやる方もファンも面白いと思います」と語っていることだ。



ということは、いずれ将棋ソフトのほうが、プロの将棋指しを越してしまうことを認めているわけだ。いずれは、ぜんぜん歯が立たなくなって、そうなると、もうイベントとして関心をもたれなくなる・・・。だから今は勝ちたい、人間のほうが勝っている時間をなるべく、のばしたいと。



う〜ん、そうなんんだろうが、これは恐ろしいというか、さびしいことですね。



でも、そうすると、将棋の定石なんかもコンピューターがあみだしちゃうことになるのか?



プロの名人戦とか竜王戦の価値も下がってしまって・・・、代わりに将棋ソフト同士の対局が、新聞に掲載されたりして。



もしかして、将棋ソフトも順位戦に登場するようになり、ちょうど相撲で、外国出身力士が横綱をはるように、将棋界もソフトと人間の共存になるのか・・・。



ある、程度いくと、コンピュータソフトは禁止されたりして・・・。



などと妄想は広がるけど、今は、きょうの勝負をじっくり味わいたいですね。



持ち時間が2時間と、将棋ソフトの対局としては長めなのも興味深い点。



詰むか詰まないかという段階になったら、将棋ソフトのほうが強いわけで、竜王としては、序盤、中盤で圧倒して、そのまま勝ちきるというペースを目指すはず。





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将棋 | 09:28:58 | トラックバック(0) | コメント(0)
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